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温かいお茶で心温まる

文責:宮崎 栄康 (2008年2月14日) カテゴリ:宮崎日記(73)

第2回natural festivalへ3件目の協賛をいただきました。

文政12年(1829年)創業のお茶の老舗、よろづ園茶舗様から
当日参加のお客様、スタッフに香り高い麦茶をいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございました。

さすが老舗だけあって、ただの麦茶ではありません。
何といっても香りがものすごく良いんです。
何重もの包装紙に包まれているのに、
ちょっと近づくだけで麦の香りを感じます。

老舗だけあってお茶の品質へのこだわりを感じさせてくれます。

今日は、以前から気になっていた「お店」に関するお話を
少しだけ話したいと思います。

魚は魚屋、肉は肉屋、野菜は八百屋。

昔はこんな小売商店が立ち並んでいたそうです。
現在はというと、利益最大、効率化を目的に大手チェーンの
デパートやスーパーが数多く立ち並んでいます。
生産者と消費者の間には多くの仲介業者が関わり、
物流は2重3重しています。

おそらく卸売と小売りが分かれ始めた当初は、
生産者の商品をより多くの人に伝えていきたいと、
生産と販売のプロがそれぞれ分担することになったのだと思います。
それが現在は仲介業者が増えるにつれて、利益が細分化され
作業に陥ってしまい、逆に、生産者と消費者間の障壁になっている気がします。

最近では、各スーパーで顔写真がついた産地直送の商品が売っていたり、
生産者と消費者の距離を近づけていこうとする動きも見られるように
なってきました。地域によっては、一時衰退していた朝市も、
現在は多くの人々が参加し、以前よりも活気に溢れています。

つまりは、こんなIT化・グローバル化の時代だからこそ、
顔と顔を見合せてのコミュニケーションが必要となってきています。

時代は巡り巡って、「肉は肉屋」のような、品質や接客に
自負とプライドを持ったお店が、お客さまに求められる時代が
すぐそこに来ているのではないでしょうか。

IT化・グローバル化によるコスト低下などのメリットにもたれかかって
甘んじているのではなく、お店の本質的な価値を見つめ直すべきだと思います。
そうしないと目先のメリットに飲み込まれ、ただ時代に振り回されるだけに
なってしまいます。自立してからこそ、初めて本当の意味で
時代のメリットを利用できるものだと思います。



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