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エネルギーってなんだろう?

文責:林 叔克 (2008年3月 8日) カテゴリ:科学教育(7)

地球には、火、水、風のエネルギーがあります。これらの地球のエネルギーは太陽のエネルギーをもとにしています。
石油などの化石燃料は、百万年以上まえに植物が太陽のエネルギーをうけて、固定したエネルギーです。植物は二酸化炭素と太陽の光をもとに光合成することによって、有機物である炭化水素を作り出します。この有機物が微生物によって分解され、地下深くで堆積したものが石油になります。
それに対し、水、風のエネルギーは、太陽の光で暖められた水と空気が循環することによって生まれたエネルギーです。つまり、いまこの地球上で生まれているエネルギーです。

自然のエネルギーを利用しようというのが、ヒトのモーチベションです。
ヒトが自然のエネルギーを使う場合、今、この瞬間を生きている私たちが、過去に地球が太陽からもらったエネルギーを使えば、今の地球にとって、なんらの影響を及ぼすだろうと思います。
植物は太陽のエネルギーを固定しますが、百万年前に固定したエネルギーではなく、いま、この地球で植物が固定したエネルギーを使えば、地球の生態系のバランスは保たれると思います。この発想からバイオエタノールをみると、バイオエタノールに使われる穀物は、その年の太陽の光をうけて育ったものです。つまり、化石燃料と比べると、植物が太陽のエネルギーを固定化したという意味では同じでが、それが過去に生まれたエネルギーなのか、今、生まれているエネルギーなのかという視点でみると、ことなるエネルギーです。 



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