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EURO2008~サッカー新時代の到来、組織のあり方~

文責:宮崎 栄康 (2008年7月 2日) カテゴリ:宮崎日記(73)

「私たちは、サッカーの本来あるべき姿を示した。将来多くの人が私たちを
 参考にするに違いない。サッカーが好きな人は、選手が素晴らしい連携で
 ペナルティーエリアに入り、得点を挙げる様子を見たいはずだ。」
スペインのルイス・アラゴネス監督は優勝インタビューにて、こう語った。

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まさにその通りだった。
ドイツのコンタクト、球際の強さを問題にしないパスワーク。
パスの技術ももちろんだが、本当に注目すべきは無尽蔵のサポート。
元日本代表オシム監督をはじめ、世界の名将が21世紀のサッカー像と
求めていた「考えて走るサッカー」をスペインは見事に実践していた。

実現はまだ遠い先のことだと考えていた。たぶんサッカー界としても。
だからこそ、フィジカルや球際の強さを堅実に強化してきたのだった。
それを1歩も2歩も先行く「クアトロ・フゴーネス」(4人の創造者)。
シャビ、イニエスタ、セスク、シルバの創造力は群を抜いていた。

選手が自由に創造しながら、チーム力として発揮できるだけの組織力。
それだけ1人1人が個々の選手を尊重し、湧き出てくるサポート意識。
本当にアラゴネス監督の言う通り、サッカー界だけでなく、他のスポーツ
界にも衝撃の走る決勝戦、そして、スペインの組織力だったと思います。
個人的には2010年W杯でもう1度、荒ぶるゲルマン魂を見せて欲しいです。

◇スポーツ界以外にも…
組織を作っていく上で最も重要なことは、構成員のパフォーマンスの
総和が、結成前より結成後で高く発揮できるかどうか。の1点です。
それぞれがしっかりと独立して役割を果たし、その上でのサポート。
ただの馴れ合いは決して組織と呼ばない。(スポーツは特に顕著。)
個々のモチベーションを活かしつつ、組織としてパフォーマンスを
高く保てるか。そのためには1人1人責任、成果の切り分けが必要です。



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