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厚みのある授業~論理的思考力~

文責:宮崎 栄康 (2008年7月 8日) カテゴリ:宮崎日記(73)

ミウラセンサー研究所さんに7月13日(日)のnatural science
シンポジウムの最終打ち合わせに行ってきました。

「そんな考え方もあるんだ。なるほどね。」
統括プロデューサーをしていて1番嬉しい言葉です。

私がイベントの企画を考えるとき1番気にかけることは厚みのある授業。
・誰がやっても変わらない。→その人の必然性がない。
・全員成功する。→失敗が分かって初めて成功法のありがたみが分かる。
・先生の考えが分からない。→統計的な事実認識でしかない。
・製品だけの説明に終る→プロセスが無いから薄っぺらい。
具体例を幾つか挙げたが、共通点は受講者が点か線でしか捉えられないと
いうこと。つまり、授業が”構造”として頭に入ってこない。ただの作業に陥る。

子供の時おもしろかった授業は”ふくらみ”があった。授業が終っても
ずーっと頭に残っていた。構造で頭に入ると、インパクトが強い。
大人だとしても、感銘を受けるお話には必ず”ふくらみ”があるはずだ。

最近、子供の論理的思考力の低下が問題になっている。
それは子供に合わせて授業作りをしてきたからだ。大人が思っている程
子供の理解力は低くなくて、思考力が下がったのは単におもしろくないから。
「思考力の低下→授業の簡略化」こそが、実は悪循環を生んでいる。
文科省の政策としては皮肉的なことだが。

立体的な”構造”がある話・授業は子供も大人もおもしろい。
立体があるから論理的思考力が初めて養えるのである。
そして、おもしろいからこそ子供はどんどん伸びていく。
今後俺がやるべきことは、企業・団体と共に等身大の企画を作り上げること。
すなわち簡単な企画にまとめようとする企業・団体に対して、その授業は
企業・団体イメージの安売りにつながっていることを認識してもらうこと。
瞬間的な喜びより、永続的な印象の方がメリットになるのである。



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