HOME > natural science メンバー > 八重樫 和之 > 八重樫ブログ

ブラックボックス開閉理論

文責:八重樫 和之 (2009年7月 9日) カテゴリ:八重樫ブログ(23)

YAHAmethodを授業として行う際、最もYAHAmethodが力を発揮できるようなカリキュラムを作ってきた。 そのカリキュラムが現行のものづくり講座であるが、根本となる「ブラックボックス開閉理論」という考え方を定義する。

  • ①全体像の提示、組み立て、要素の完成形を体験する(ものづくり講座体験編)
  • ②各要素を分割して学ぶ(ものづくり講座基礎編)
  • ③要素同士のつながりを学ぶ(ものづくり講座マイコンプログラミング編)
  • ④要素を構築する (ものづくり講座実践編)

これは数多くのものづくり講座中の失敗、そこからの議論の果てに考えついた理論である。 生徒に教える際、いくらYAHAmethodを用いても失敗してきた。カリキュラム的な要因として要素の出しすぎである。 物事をごまかさずに教えようと考え、最初の内はいきなりブラックボックスをすべて開けて教えていた。 しかし、そうすると生徒が「何を学んでいるのかわからなくなる」という問題が生じる。 どこが問題なのかを切り分けるだけで時間が過ぎてしまう。 しかし、いきなり細部から教えていてもモチベーションは上がらない。 それらの問題を考慮すると

  • ①ブラックボックス化しつつ全体像を学び何ができるかを知る
  • →デジタルオルゴールやデジタル電光掲示板製作によるミニマムワンセット
  • ②ブラックボックスを一つずつ開ける。要素を限定して学ぶ
  • →回路図の読み方、部品の仕組み、タイピング、プログラミング
  • ③要素のつながりを学ぶ
  • →マイコンプログラミングによるハードウェアとソフトウェアのつながりの学習
  • ④要素を構築する
  • →学んだ知識を総動員し自走ロボット製作

という流れとなる。



▲このページのトップNPO法人 natural science トップ

▲このページのトップNPO法人 natural science トップ




Warning: mysqli_connect(): (28000/1045): Access denied for user 'xsvx1015071_ri'@'sv102.xserver.jp' (using password: YES) in /home/xsvx1015071/include/natural-science/include_counter-d.php on line 8
MySQL DBとの接続に失敗しました