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研究テーマ

少数の働きアリによる行動解析とモデル化
フィールドワークと議論(4/21)

文責:結城 麻衣 (2009年4月23日) カテゴリ:少数の働きアリによる行動解析とモデル化日誌

フィールドワーク

本日は琉球大の大西さんに同行させていただき、フィールドワークを体験した。 どのような巣に住んでいるのか、どのような自然環境に生息しているかなど、自然の状態のトゲオオハリアリを生で見れて感動した。 実際巣は斜面に造られてるものが多かった。また、巣の入り口がドーム状になっていたり(左図)、草の生え際などに造られていた(右図)。 土は雨が降った後だったが、非常に粘土質で、水を多く含んでいた。いざ巣を掘ってみると、チャンバーという部屋(層)が3~5個、奥にいくつも連なっている状態だった。トゲオオハリアリの巣の出入り口はひとつしかないので、掘っていけばどんどん奥に逃げていき、最後はあふれ出てくるという感じだった。 yuki090421_01.gif

軌跡と接触行動についての議論

軌跡の結果から、琉球大学の菊池さんと大西さんとの議論で出てきた話を箇条書きにする。

  • ・生物野の視点から考えると、アリはもともと他者がいる状態が当たり前だから、1匹で行動するということはあり得ない状態。社会に依存して生きている昆虫だからこそ、1匹と2匹での行動の違いはいろいろな要素を含んでいる。
  • ・ランダムウォークでシミュレーションした時に、どのように軌跡が分布するのか?
  • ・半球の影響がどれくらいでているのか?
  • ・乾燥による衰弱は考えられる。
  • ・ある程度の距離になったら、視覚によって相手を判断して近づいて行っているのでは?
  • 空間内が真っ白で、その中で黒い点が動いていればアリの目にとまると考えられるから、視覚によっての接触が考えられる。

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