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論文作成に向けて研究内容を箇条書きに

文責:佐瀬 一弥 (2009年2月26日) カテゴリ:ヒトの視覚情報処理にもとづいた運動制御(7)

論文作成に向けて、この研究では何を明らかにしたくて、どんなことをしてい るのかをわかるように箇条書きにした。

・ヒトはいかにして、運動制御の精度や情報処理速度を克服し行動しているの だろうか
・ヒトの脳の認識メカニズムを、工学に応用することで、低消費エネルギーで、環 境に対する適応性の高い制御アルゴリズムを構築したい
・脳の認識メカニズムを知るために、神経細胞レベルの研究は盛んにおこなわれ ているが、マクロな視点で脳の活動メカニズムを支配する基本的な概念を体系化 することで、細分化しつつある脳に関する研究の科学的な位置づけを明確にする ことが重要である
・本研究では、視覚に基づく運動制御の認識メカニズムを現象論的に明らかにす ることを目的とする
・研究は、心理実験を行い、単純な課題設定をした場合の視覚刺激に対する身体 の運動の応答を調査し、得た客観的なデータを解析するという方針をとる
・今回の実験は、視覚刺激として運動するターゲットとマウスと同期して動くト レーサを入力し、そのターゲットにできるだけ正確に合わせるという課題を与え、 トレーサの位置を測定するというもの
・今回は身体の運動をできるだけ単純にしするために、ターゲットの動きを等速 直線運動にした
・実験結果から、トレーサの速さに周期性がみられる
・速さは1Hz付近の周期成分が強い傾向があることがわかった
・仮説として、トレーサが、位置の差に比例した加速度運動をした結果、周期的 な速さが現れたと考えた
・それに加えて、ターゲットの速さを認知して、速さをもとにしたターゲットの動きを予測する制御を行うことで
正確な制御を可能にしているのではないか
・今後は、速度認知のメカニズムの解明のための実験系開発と実験結果にもとづ いた制御モデル構築を行う



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