ホール素子を用いた磁場測定実験
実験回路
ホール素子駆動回路(定電流駆動)
電源には9Vマンガン電池を使用する。
実験方法
実験系
ネオジム磁石とホール素子を向かい合わせ、距離を変えたときの
ホール素子の出力電圧を測定する。
距離は、ネオジム磁石のN極を向かい合わせているときに正、
S極を向かい合わせているときに負とする。
結果1
回路の動作中に電圧を測定すると、Vd=4.5V
V+=4.87V
となった。 下のグラフは、ホール素子の出力電圧と距離との関係を表したもの。
ホール素子の出力電圧とホール素子-磁石間距離の関係
・約50mVの不平衡電圧が生じた。
・最大出力電圧は100mVほど。
結果2
しばらく時間をおいて、同じ方法でもう一度測定してみた。Vd=4.4V
V+=4.7V
ホール素子の出力電圧とホール素子-磁石間距離の関係
・ほとんど不平衡電圧が生じなかった。
・最大出力電圧は50mVほど。
考察
・不平衡電圧は温度などの外部からの影響により変動する
・磁場による電圧の変化率は保存される
・結果2は電池が消耗したため、定電流駆動が不安定になった可能性がある