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【2010.01.12】
トゲオオハリアリに関する議論のまとめ、備忘録

文責:八重樫 和之 (2010年1月12日) カテゴリ:トゲオオハリアリの女王が示すパトロール行動解析とモデル化(20)
参加者:林,結城,八重樫

Internal activityとTotal activityについて

Total activity

Total activityは測定可能な値。 全体の中で何割のワーカーが動いているかを定量化したもの。

Internal activity

一匹のアリの内部状態について考える。 次の行動をactまたはrestのどちらかにするかを決めるのがInternal activityである。 これは測定は不可能であるが、数値シミュレーションにおいてこの状態量を仮定する。 ワーカー同士、ワーカーと女王アリとの接触の際に、この値を変動させる。 コロニー内すべてのワーカーのInternal activityの平均値とTotal activityは100匹など多数のコロニーで考えるとほぼ同値となる。

αによるTotal activityの安定化

ワーカー同士の相互作用を係数αを用いる。 ワーカーiのact,rest状態をW_{i,act}=1,0で表しInternal activityをI_iで表す。 その際、 r_i=r_jのとき

yaegashi_100112_eq1.gif

ただし0<I_i<100とする W_{i,act}=1かつα-I_i<0のときTotal_activityが増加、 W_{i,act}=0かつα+I_i>100のときTotal activityが減少する。 よって、Total activityは最終的に50[%]付近で安定する

α1,α2を考えた場合

yaegashi_100112_eq2.gif

α1,α2の比によってTotal activityの安定する値が変化する。 このα1,α2を7;3とすることで「3割が働き、7割が休むミツバチモデル」の説明が可能となるだろう。



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