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2008年8月12日の実験結果

文責:結城 麻衣 (2008年10月 4日) カテゴリ:少数の働きアリによる行動解析とモデル化(16)

軌跡結果

8月12日の4時間分の軌跡 左2つは1匹ずつの軌跡。右は2匹の軌跡を重ねた軌跡になる。

■1匹の軌跡
・1匹ずつの軌跡を見ると、部分的に軌跡がないところがある。
・中心の方に軌跡が集中している。
 →半球で実験している為、中心が平行なので、落ち着いていられるからだと考える。

■2匹の軌跡
・2匹の軌跡を重ねると、広範囲に広がっているのがわかる。
・道筋のようなものができている。
・黒丸で囲んである部分には、軌跡が集中しているのがわかる。

10分毎の移動距離グラフ

8月12日の10分毎の移動距離

・距離に差があり、常に一定の速度で歩いていない。
・緩急があり、リズムになっているように見える。
・同じ10分でも、2匹の移動距離には差がある。
 →分業しているのでは?

気づいた点

 プログラムの座標抽出についてだが、アリ同士が接触した後、座標が逆転している部分があることがわかった。
 原因は接触した後、それぞれの方向によって順番が変わる為。
座標を読み込む際、画像の右上から左下に向かって順番にセルを読んでいく。 そのため、最初に座標を読み取った方のアリが後に読み込んだ方のアリよりも下に行ってしまうと座標が逆になってしまう。アリ同士が離れてときは、別のプログラムで2点間の距離を測り、より近い方の距離を同じ座標に並べ替えるという処理はできていた。しかし、2匹の距離が近すぎると、判断できずに入れ替わっていたとみられる。

 距離を測る際に、正確な距離を割り出したいので、今後改善する。



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