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新しい実験の構築

文責:結城 麻衣 (2008年11月 8日) カテゴリ:少数の働きアリによる行動解析とモデル化(16)

発表内容(10月21日)

 今までの経過で座標の抽出はできるようになった。また、軌跡の実験結果から、軌跡が局所的に集まっている傾向が見られることもわかった。しかし、軌跡からはあくまでも局所的に集中しているように見えるだけかもしれない。では、アリがその座標を何回通ったかをカウントすることで、局所的に集中していることを数値的に見れるのではと考えた。今回はC言語で座標をカウントするプログラムを作成してみた。

途中経過

 座標を読み込み、各配列に格納まではできたが、次にこのデータをどのように表示するかを考えている途中だ。今のところ、2次元グラフで配列の値が大きいところは濃色、数が少ないところは淡色というように、色分けしようと考えている。

 今までの働きアリの動きを見てみると、4時間の実験の中で、最初の1時間はくまなく動くが、後半の方は休んだり、動いたりを繰り返す。その休んでいる場所と、局所的に集中している部分が重なる場合がある。その場合、座標が動かないので、停止している部分だけやたら数が大きくなる。座標の集中を見るにあたっては問題ないが、動いてるときの分布をみたいのか、それとも停止している場所に着目したいのか、切り離す可能性が出てくる。

また、1つ1つの座標を抽出して描写しているが、ピクセル単位なので、それでは軌跡と変わりがないという指摘があった。よって、アリの個体のピクセルを最小の単位としてみるなど、メッシュを導入する必要があることがわかった。

今後の課題

・メッシュをアリの1個体分にしてグラフ化してみる。
・軌跡の集中が、停止しているからなのか、それとも何度も通っているのかを検証したい。



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