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【2010.3.5】
温泉たまご調理 再実験

文責:佐瀬 一弥 (2010年3月 5日) カテゴリ:ロボティクス講座 授業日誌(14)

体験編は、自動温度制御装置の制作に必要な技術を習得します。 今回は、前回の温泉たまご調理実験の反省をもとに実験条件を変えて、再実験を行いました。
前回の経験から、より長い時間の調理が必要であることがわかりました。そこで、今回は前回の70℃を15分持続から70度を30分持続に変えることにしました。実験中は、ヒーターをオンにして持続したときの、比熱から求めた温度変化の予想と、前回の実験での実際の温度変化を比較して考察しました。実際の温度変化はしだいに勾配が緩やかになって90℃くらいで平衡状態になりました。これは予想の時点で無視していた熱の流出で説明できることを確認しました。
今回の調理実験では満足のいく結果を得ることができました。黄身が前回よりも硬くなり、十分に熱することができたようです。
今回再実験したように目的の状況を得るためには、対象とする物理現象をよく理解して、適切な出力をする必要があります。実験装置の構築には、ひとつひとつの回路や装置が何の役割をしているのかを確かめながら進めてきました。制御とは、目的実現のために持っている技術を駆使して影響力を行使することであり、その前提に、納得のいくまで現象を理解しようとする努力が必要です。実現できるおもしろさはもちろんのこと、それに至るまでに、どうしたら制御できるのか、起きている現象はどのように説明できるかを考えるおもしろさも感じてもらえたでしょうか。
体験編で身に付けた毎回の積み重ねを大切にする姿勢で、基礎編へ進みましょう。


温泉たまご調理実験の様子



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