HOME > natural science コミュニケーション > 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ > 第1回 natural science シンポジウム (2008.07.13)

第1回 natural science シンポジウム(2008.07.13)
いろいろな場所の二酸化炭素をはかってみよう!(株式会社仙台測器社)

文責:大草 芳江 (2008年12月 3日) カテゴリ:第1回 natural science シンポジウム (2008.07.13)(28)

▲ 当日、屋内外の二酸化炭素濃度の経時変化を記録したもの

 地球温暖化の影響要因として、人為的な温室効果ガスの放出、なかでも二酸化炭素の影響が大きいと言われている。また植物は、二酸化炭素の吸収源としての役割を期待されている。しかしながら、そもそも二酸化炭素そのものを、あなたは感じたことがあるだろうか。そこで「Cafe natural science」では、目に見えない二酸化炭素を測定することを通じて、二酸化炭素を体感する実験を実施。担当したのは、「地球が、クライアント。」をテーマに、各計量器・計測器を取り扱う「仙台測器社」の伊藤さんだ。川・海、ダム、大気・大事などに関する事業を展開している同社だが、今回は二酸化炭素の測定を中心に、風向計や雨量計など私たちの身のまわりにあるデータを測定する機械を用意した。

 参加者らは、30分間隔で屋内外の二酸化炭素濃度を測定。野外は320から400(ppm)の間を推移したが、屋内は510(ppm)から徐々に上昇。会場が最も混雑した14:30には、1180(ppm)を記録した。ちなみに、オフィスや工場内に設置された二酸化炭素測定器が警告アラーム音を発する室内濃度は、1000ppmである。測定した子どもは「外は二酸化炭素が少ないのに、室内はなぜ多いんだろう」と疑問に思ったようだった。参加者らは、「人の呼吸による二酸化炭素の量の多さを実感した」「皆の環境意識が高まると思われた」などと話していた。

出展者の声

1.出展ブースのコンセプトとねらい

子供達が接しやすい(近づきやすい)ブースにしたいということを念頭に考えました。CO2の測定がメインテーマなのですが、どうしても目に見えない物なので、取っつきにくい雰囲気が出ないよう、実体顕微鏡やマジックミラーなど目に見える教材も合わせて展示させていただきました。

2.出展を終えての感想など

開場直後に多くのお客様が来場され、始めは一人一人のお客様とゆっくり説明が出来ませんでした。また、CO2に対して興味をもってもらえるような説明の仕方が最初はなかなか難しく、お客様の反応を伺いながら試行錯誤しました。屋内外のCO2量の差や、雨量計などに多くのお客様が驚かれていました。

3.natural science に対するご意見・要望など

科学で地域作りのコンセプトで今後も活動されていくなかで、弊社としては今回はCO2でしたが、今後は他の分野(水質など)ご協力出来るところは、今後も継続して協力していきたいと思います。非常に楽しく参加させていただきましたので、今後ともよろしくお願い致します。どうもありがとうございました。



Contents 第1回 natural science シンポジウム

第Ⅰ部(報告)

第Ⅱ部(意図)

第Ⅲ部(研究報告)

▲このページのトップNPO法人 natural science トップ

関連記事

第1回 natural science シンポジウム (2008.07.13)







▲このページのトップNPO法人 natural science トップ




Warning: mysqli_connect(): (28000/1045): Access denied for user 'xsvx1015071_ri'@'sv102.xserver.jp' (using password: YES) in /home/xsvx1015071/include/natural-science/include_counter-d.php on line 8
MySQL DBとの接続に失敗しました