TOP > n.s.研究所 > 研究テーマ > 社会性昆虫の行動に関する研究 > トゲオオハリアリの女王が示すパトロール行動解析とモデル化

研究テーマ

トゲオオハリアリの女王が示すパトロール行動解析とモデル化
トゲオオハリアリの行動解析I

目的

これまでシミュレーションを用いたトゲオオハリアリのアルゴリズムについて研究を行い、コロニー全体で何割のアリが行動した場合女王のアリのパトロール行動に都合がいいかを研究してきた。 これに対して、今回からは琉球大の研究チームが行ったトゲオオハリアリのビデオについて行動解析を行う。このうち、まずはコロニー全体として何割が動いているかを調べる。

実験原理・手法

  • 1,トゲオオハリアリのコロニーについて、動いてるアリのみを注目する
  • 2,1秒間で動いたアリの数を測定する
  • 3,今回はトゲオオハリアリ66匹のコロニーの動画を用いる
以上についてLabVIEW,VISIONを用いて解析を行った。

ant_8bti.gif

プログラムの詳細はLabVIEW TIPS集参照。

結果の整理・考察

以上について示したのが図1,2である。図1は横軸が時間(分),縦軸が1分当たりに動いたアリの数である。グラフを見ると常に同じ数のアリが活動しているのではなく何らかの周期的な変化が見られる。そこで、時間に関してフーリエ変換をしてみたものが図2である。すると、低周波の部分にピークが見られる。

しかし、そもそもトゲオオハリアリの女王のパトロールが完了するのは3~6時間かかり、今回の実験で使用したビデオの1時間では十分な時間観測できていない。そこで今後はより長時間の動画解析を行いたい。また、コロニー数も66だけではなく98匹や88匹などコロニーサイズが変化した場合とも比較していきたい。

n66.gif

n66fft.gif


▲このページのトップn.s.研究所 トップ

関連記事

トゲオオハリアリの女王が示すパトロール行動解析とモデル化








日誌


▲このページのトップn.s.研究所 トップ

n.s.研究所

About n.s.研究所

Activity 活動予定

Thema 研究テーマ

単細胞生物の行動に関する研究

多細胞生物の行動に関する研究

社会性昆虫の行動に関する研究

人の認識に関する研究

環境に関する研究

Thema 開発テーマ

ロボットの開発

作ってみた

Lecture 講義

コンピュータ・サイエンス講座

マイコン・サイエンス講座

Library ライブラリ

LabVIEWを使った物理数学集

VisualC++

Report 報告

学会等での発表

論文発表

その他の報告




Warning: mysqli_connect(): (28000/1045): Access denied for user 'xsvx1015071_ri'@'sv102.xserver.jp' (using password: YES) in /home/xsvx1015071/include/natural-science/include_counter-d.php on line 8
MySQL DBとの接続に失敗しました